五頭山塊 金鉢山


荒川山・先週・今回のLOG 今回GPSLOG 弥彦・角田 二王子・飯豊主稜線 飯豊主稜中央部
雪のキャンバスに光と影 カナホコ 鞍部から見上げる 大日〜頼母木 今回のメンバー


日 時 平成18年01月21日(土)  
参加者 石井(良)さん、JHφVXTさん、宮下さん、坂井さん、JJφLTKさん 、JJφLTQ
行き先 五頭山塊 金鉢山
天 候 晴れ後曇り
気 温 21日 −2.3度〜6.0度 (気象データは新潟)
風 速 1M〜3M (気象データは新潟) 
風 向 南〜南西、
目 的 金鉢山登山
装 備 日帰り冬山
登はん用具:ピッケル
冬山として、ワカン Wストックを使用
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具:カッパで代用・フリース
飲み物:水 1.0L  ポカリスエット500ml
食料品 ハイカロリーぜリー2個 インスタントラーメン1個 調理パン1個、握り飯3個
残 量 なし
その他 なし

コースタイム 事柄 備考
06:00分 五十公野発
06:27分 中々山集落着、道路脇の除雪(40m)
06:45分 駐車地点を出発
07:35分 尾根の取り付き地点休憩(200m)ワカン装着
07:47分 取り付き点出発
08:20分 尾根に乗る(300m)
10:35分 799ピーク(799m) 
11:00分 835m飯豊連峰の絶景
11:10分 金鉢山山頂。
11:15分 金鉢山発
11:32分 カナホコ山頂着
11:45分 金鉢山頂に戻る
13:25分 山頂発
14:37分 尾根の取り付き地点着 休憩
14:50分 尾根の取り付き地点発
15:35分 駐車地点着
16:00分 五十公野着


データ
TP積算距離    12.0KM
TP移動時間    4時間15分
移動平均速度    2.8KM
全体平均速度    1.6KM
総上昇量      918M
以上GPSデータ

概略
先週に引き続き、またまた金鉢山。しかし、今度は反対側の西側からのアプローチである。地形図を見るかぎり、先週より尾根がスッキリと通りシンプルな登路である。しかし、取っ付きから、どうやっても暫くは急登であり、上部では尾根が広くなりガスられると厳しそうである。でも、多方面からアプローチできるというのは冬の低山の楽しみであり、これだから冬の山は好きだ。

朝目覚まし時計のアラームでやっと起きる。前日、少し呑み過ぎたのか、食欲が無い。外を見ると月が出ている。熱いお茶を飲んでザックに荷物を機械的に入れる。コンビニに寄り食料品その他を購入して、朝5時57分時五十公野公着。6時の集合時間前に到着だが、私が一番遅い。空にはまだ月が出ており気温も低い。今日の良い日を予感させる。折居集落に到着し奥の神社先に車を止める。ここから続く林道には車の轍がある。でもとても未知の状況では突っ込めない。ここから歩く事にする。林道は雪も少なく、硬く締っているのでツボ足で進む。順調に進み、尾根の取り付きまでツボ足で歩けた。しかし、工事用なのか車が入っているようで、車高の高い車ならゲート近くまで車で入るかもしれないが、保証の限りではないので、折居集落の外れで停めるのが妥当かと思う。沢は、砂防工事の最中である。取り付き近くで休憩して調理パンを半分押込む。高度差は100m程度だが急な薮である。薮は歩き難いが逆に、手がかりでもあり良いとも悪いともいえない。悪いといえば、先般無くして買ったばかりの石突カバーを薮に捕られてしまった。皆さん、かなりの汗を絞られた。二日酔い気味とこぼしながら、急登をリードする坂井さん。どこが調子悪いのやら・・・・標高400mを超えると薮はひとまず落ち着き、快適な尾根歩きとなる。この快適な尾根歩きも一度ガスられると困る。小まめに赤テープを括り付ける。こんな良い日でも、冬の晴天はあてにならない。VXTさんも上部では相当に警戒していた。汗を拭い振り返ると下越地方の海岸線、日本海、弥彦まで綺麗に見える。また、北に目を転じると、光兎山が白い八重歯のように尖っている。徐々に高度があがり、二王子、飯豊の主稜が見える。なんとういう風景だろうか。ここから谷を廻りこみ金鉢山山頂を目指す。金鉢山山頂に着いて食事場所を決めて石井さんがスコップで足置きを切り込む。今日も、この山頂は我々だけ。私は、先週に続いてカナホコに向かった。先週溶けた雪がクラストしてその上に雪がフワッと乗った状態である。鞍部でワカンを外してピッケルを刺して慎重に登る。ガチガチでなかなか刺さらない場所もあったり、ブーツで蹴り込んで氷化した層を蹴破ると中はザクザクのザラメ状態だったりチョットやだな。と思いつつ注意しながら登る。目の高さに兎の足跡が続いている。ほぼ、兎のルートどおりに進む。チョットした雪壁登攀気分を楽しみカナホコ山頂着。金鉢山頂で皆さんが手を振っている。標高も位置も金鉢と大差ないのでここまで来たからと言って景色が変わるものではない。お腹も空いてきたし早く戻ろうと思う。しかし、先週,下りに使った東側急斜面は新雪の表層雪崩が怖いので使いたくない。登路を忠実にクライムダウンで下る。ピッケルを刺して右足、左足と足場を決めて、ピッケルを刺しなおす。この繰り返し。短いショッパイ場所を慎重にクリアしたら一目散に鞍部へ向かい、食事場所へ戻り飯豊の中央部主稜線を眺めながら楽しい食事。二日酔い気味だった坂井さんも、すっかり爽やか。35缶は失敗かな?と反省(昨日の飲みすぎを反省か?それとも35缶を反省か?判らない)飯豊の大パノラマを眺めながらの楽しい食事。チャルメラ40周年バージョンの味は飯豊の風景で吹っ飛んでしまった。今回これは、と思ったのが、石井さん持参の刻んだ長ネギ。醤油に七味、インスタント味噌汁(生味噌タイプ)に混ぜてもなかなかの肴。これは、オニギリに乗せても美味しいと思う。もちろん、ラーメンに入れたら最高の薬味。そういえば、坂井さんの話では、以前某山岳会メンバー方の、ザックから長ネギが出ていたとのこと。何だろう?と思っていたらイキナリ生味噌を乗っけてガブリ。多分、畑所の美味しい長ネギだったのでしょう。今年は、私も長ネギを持って行こうと思う。でも、パッキングは慎重に・・・・こぼれたら大変だからね。少し雲が出てきたと思ったら、二王子、飯豊の主稜線上部は雲に隠れた。西の空には、面相の悪い雲が遠く見える。時間も丁度良い頃、名残惜しいが下山にかかる。登りと異なり赤テープが点々と見えるので直線的に降りる。薮帯に入るまでは快適そのもの。少し苦労しながら最後の薮を降りて取り付き地点。朝、ワカンを着けた場所で私はミカンを雪に埋めておいた。そいつを掘り出し、皆さんで喉を潤し、退屈な林道歩き。カンジキと犬と思われる足跡。散歩にしては、少し遠い。多分、狩猟の方ではないだろうか?その後も、スノーシューの跡も林道上に見つけた。この頃になると随分空が怪しくなってきた。いいかげん林道歩きに飽きた頃、車が見えた。靴を履き替えて車に乗り月岡温泉付近に来たら、雪が強く降ってきた。素晴らしいタイミングの良さを歓んだ、反面、やはり標識はキチンと付けなければ。と感じた。
大寒の翌日に、1月で一番の良い日にめぐり合えました。同行の皆さんに感謝です。
いつの日か、テントで泊まり新潟〜新発田までの夜景を楽しんでみたいものだ。


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